では、聴覚の刺激がまったくない状態では、人間に何が起こるのだろうか? Tashev氏は、今われわれは「音声の幻覚」を体験しているが、実はこれは幻覚でもなんでもないと語った。つまり、自分の身体が機能している際に発する、わずかな音や振動に気付き始めるということだ。
内耳の血管を流れる血液の音が急に明確に聞こえるようになる。1分ぐらいすると、自分の心臓の鼓動さえ聴き取れるようになる。また、目がくらむような感覚にも襲われる。
同行したあるジャーナリストがこうした奇妙な身体感覚について指摘したとき、Tashev氏は、人間の脳は単純に情報に飢えているのだと説明した。パターンを解析する機械のように、われわれは、何も情報がないときでさえ、情報の入力を切望している。自分を刺激する外部の音がなくなったとき、われわれは自分の身体が発する音を拾い始めるのだ。
これはつまり、厳密には、静寂の音(サウンド・オブ・サイレンス)などというものは存在しないということだと思う。サイモン&ガーファンクルには申し訳ないけれど。
— MS国際研究所「完全に無音の部屋」レポート | WIRED VISION (via hanemimi) (via nikuniku) (via takaakik) (via radioya) (via chikap) (via harunoriyukamu) (via ginzuna) (via kondot) (via 0shun) (via uessai-text) (via kirisaki)
Reblogged from きりめも